重い屋根、軽い屋根
こんにちは。
プランナーの高橋です。
最近、個人的に木造住宅の耐震診断の作業が続いています。
専用の耐震診断ソフトにデータを入力すると、
・既存の建物はどれくらい弱いのか
・どこをどう補強すれば耐震性能が得られるか…
が簡単にわかるようになっています。
作業をしていると、いろいろ感じることがあるのですが、
そのひとつが「重い屋根」と「軽い屋根」の違いです。
重い屋根は瓦などを使っている屋根のこと。
軽い屋根はコロニアルや金属を使った屋根のこと。
瓦屋根は、耐久性や断熱性の面ではコロニアルや金属屋根に勝りますが、
耐震性の面から見ると不利になります。
頭でっかち(頭が重い)よりも頭が軽い方が安定しますよね…。
家も同じで、頭が重いとより揺れが大きくなってしまいます。
重い屋根の物件でソフトに補強材を追加してみても、なかなか強度が得られない時に、
重い屋根から軽い屋根に変更してみると、耐震性能の数値がかなり変わることがあります。
素材選びは、お客様のそれぞれの基準で選ばれるわけですが、
「耐震性・安全性」を重視される方は、「軽い屋根」をオススメします。