床にピンがないのにブレない！？DAIKENの新構造「上吊り三枚引き違い戸」
こんにちは、リフォームのイワブチ、設計室です。
先日、DAIKENの新宿ショールームを訪問し、最新の建材や室内ドアを見てきました。
その中でも特に印象的だったのが、「床にピンがない」上吊りの三枚引き違い戸。
実際に担当の方に詳しく説明していただきましたが、構造性・デザイン性・施工性がそろった、設計士の視点から見ても完成度の高い商品でした…！
実際に担当の方に聞かせてもらった裏話も含めて、設計士の私たちが「これは推せる！」と思ったポイントをレポートしていきますね。
床にピンがなくても安定する新しい構造
このドアの最大の驚きポイントは、何と言っても「床にピンがない」こと。
通常、3枚引き違い戸は扉がグラグラしないように床に「ガイドピン」があるんです。
丸い金具が6つありますよね、これがガイドピンです。
でも、ピンって地味に掃除機をかけるときに引っかかったり、見た目もちょっと気になったりすることありますよね。
そんな気持ちを払拭するように、DAIKENからピンを完全に取っ払った上吊り引き違い戸が誕生しました！
レールレスはもちろん、ピンもない新しい上吊り引き違い戸です。
床面がすっきりしたことで、掃除もしやすくなりました。
つまずき防止にもつながるので、バリアフリーリフォームにも最適ですよ。
秘密は上のレールと構造にアリ！
床にピンがなくてもブレずにスムーズに動くのは、上部の連動機構と扉内部の工夫によるもの。
担当者さんからも「内部構造に工夫を凝らして安定性を実現した」と聞きました。
実際に動かしてみると、本当にスーッと静かで軽やか！
しかも、閉まる直前には優しく引き込んでくれる『ラクラクローズ』機能付き（これ、標準装備なんです！）。
バタン！って大きな音がしないので、朝早くや夜遅くに開閉しても安心。
小さなお子さんやペットがいるご家庭にもおすすめです。
ちなみに上吊り三枚引き違い戸のほかに、三枚片引き戸、二枚片引き戸もラインナップされています。
間口や生活動線にあわせてタイプを選べるのもうれしいポイントです。
枠の「スリム化」が際立たせるシャープなデザイン
今回の上吊り三枚引き違い戸は、見た目のデザインにもとことんこだわっています。
特に、扉のラインを際立たせるための「枠」の進化に感動しました。
見てください、このスリムな枠を…！
「枠が細いと見た目の印象が全然違う」って一目でわかるほどのスリム感です。
最近の建具はスタイリッシュになってきていますが、この新しい吊戸はさらに枠をスリム化しています。
- 昔の枠厚：24mm
- 今の枠厚：18.5mm
なんと5.5mmも細くなってるんです！
担当の方も「かなりシャープな印象になった」と話されていました。
枠の存在感が薄いぶん、扉の木目やカラーリングが主役になって、上質な高級感を演出できます。
展示されていた大面積の扉も圧迫感がなく、空間を上品に見せてくれました。
細部まで考えられた使いやすさ
開閉ストッパーには、マグネット式タイプが採用されています。
タイプとしては、扉内部に埋め込むタイプと外付けタイプがあり、施工状況に応じて選ぶことができるそう。
どちらも開閉時の衝撃をやわらげ、静かな動きをサポートしてくれます。
こうした細部への配慮は、「さすがDAIKEN」と思いましたね。
他メーカーでも上吊りの引き戸はありますが、DAIKENは「施工のしやすさ」や「納期対応」のトータルバランスが優れています。
今回の見学でも、「現場で使いやすい」という設計者目線の工夫が随所に感じられました。
空間をより美しく、より快適に
扉のデザインひとつで、空間の印象は驚くほど変わります。
特に、床がフラットでラインがスッと通るデザインは、洗練された空間にしたいリビングやダイニングなどにぴったりです。
イワブチでは、ショールームで実際に見て・触れて感じた情報をもとに、お客様の暮らしに合わせたリフォームプランをご提案しています。
「建具を変えて空間をスッキリ見せたい」「段差をなくしたい」などのご相談も気軽にしてくださいね。
次回はDAIKENの「防音建材」について魅力をたっぷりご紹介します。
ぜひお楽しみに！
設計士が行ってきました！DAIKENの新宿ショールームで見つけた心地よい空間づくりのヒント
